Our Ideology

設立背景

お金は数値で価値を表現し、経済的リターンとリスクを数値化して投資の意思決定が行われています。
一方で、お金は、数値で測定できないインパクトを創出します。インパクトは多様で価値基準が曖昧であり、同じ金額のお金でも、誰がどう使うかによって生み出されるインパクトは異なります。そのため、インパクトは共通のインセンティブになりにくく、測定に手間もかかるため、意思決定において配慮されてきませんでした。
インパクトサークルは、インパクトの創出と可視化によって、新たな評価軸を提供するとともに、インパクトをリターンとして還元することで、インパクトがステークホルダーの意思決定と満足に繋がる世界を目指して、設立されました。

インパクトサークル が実現すること

インパクトを創出・可視化することで、意思決定の判断軸を提供し、新しいお金の流れを生み出します。インパクト創出が、経済的リターンとリスクに与える影響を分析し、予測とコントロールを可能にします。

意図

インパクトサークルは、インパクト創出を意図したファイナンスを提供することで、意欲ある人に就業機会を、インパクトリターンを求める人に投資機会を提供します。
また、創出されたインパクトを測定・可視化し、コミュニティに還元することで、機会の質と量を改善・拡大します。
その結果として、貧困や不平等、低生産性などの社会課題の解決に繋げていきます。

インパクトサークル のインパクト

社会的インパクトは、「短期・長期の変化を含め、当該事業や活動の結果として生じた社会的環境的なアウトカム」と定義されています(※内閣府(GSG 国内諮問委員会 社会的インパクト評価ワーキング・グループ)社会的インパクト評価ツールセット実践マニュアル (Ver.2))
当社はインパクトを、個人に起きた定性的・定量的な変化としてのマイクロインパクト (例:収入増減による生活の変化など)と、その積算として環境・経済に及ぼす影響としての社会的インパクト(例:何人の貧困削減や教育機会に影響を与えたかなど) の二つに定義しています。
当社は、マクロ視点の社会課題解決(社会的インパクト)を追及すると、ミクロ視点の個人(マイクロインパクト)を損なうことがある、と考えています。そのため、マイクロインパクト創出を前提とし、結果として社会的インパクト創出(社会課題解決)を実現するアプローチをとります。

インパクトサークル の取り組み

インパクトサークルは、機会創出とインパクト可視化を通じて、投資家と投資先のマイクロインパクト(ウェルビーイングを含む)創出に取り組み、結果として社会的インパクトの創出(社会課題解決)を目指します。